【蜂の巣駆除の時期】安全に駆除できる季節は?夏から秋は最も危険!時間帯も
「蜂の巣って駆除する時期って決まってるの?」
「駆除するなら蜂が弱ってる時期がいいのかな?」
自宅の敷地で蜂の巣を見つけて、駆除したいけど、蜂の巣の駆除に適した時期や時間があるのか分からないですよね。駆除に適した時期があるならその時期までは放置した方が良いのか、疑問に思います。
この記事では、数多くの蜂の巣を見て、駆除してきたハチ駆除センターが、蜂の巣駆除に適した時期について解説していきます。
この記事を読めば、蜂の巣駆除の最適な時期を見誤ることなく、安全に対処できるようになります。
蜂の巣は、秋をピークに、見つけたタイミングから日が経つごとに大きくなっていき、危険性は高まっていきます。
蜂の巣の駆除に良い時期ってあるの?安全なのは春
多くの蜂が巣を作り始めるのは、4〜5月頃です。
一番初めに巣を作るのは女王蜂で、巣作り初期には女王蜂しか住んでいません。
巣に女王蜂しかいないタイミング、春の時期が蜂の巣を駆除する上で最も安全な時期と言えるでしょう。
巣には女王蜂と卵や幼虫しかいないため、巣を駆除しようと人間が近づいても巣を防衛できる蜂は女王蜂1匹なので、女王蜂を倒してしまえば後は怖い物はありません。
6〜7月になると、幼虫が羽化(うか)して成虫になり、巣を守る働き蜂になります。
この時期に突入すると、蜂の巣の駆除を一般の人が安全に行うことは難しくなります。
6月以降に蜂の巣を見つけた場合は、蜂駆除業者へ連絡して巣を駆除してもらうことをおすすめします。
4〜5月の巣作り初期のタイミングであれば、自力で蜂の巣を駆除できる場合があります。
蜂の種類や、場所、大きさによって安全に駆除できるかが変わってきます。
こちらの記事を参考にして下さい。
春に自宅の敷地内や近くで蜂の巣を見つけたら、絶対に放置しないで下さい。
「小さいから大丈夫」と放置していると、夏には巨大化した蜂の巣が完成してしまいます。
駆除に適した時期に発見できたなら、早期の内に駆除しておきましょう。
駆除が最も危険な時期は?夏〜秋は蜂の数がピーク!
蜂の巣の駆除が最も危険な時期は、夏〜秋にかけて8〜9月の頃です。
蜂は夏〜秋に向けて、集団行動する蜂の数がピークを迎えます。
蜂の種類にもよりますが、巣に住んでいる蜂の数が、数百〜数千匹にもなり、巣の大きさもスズメバチだと直径80cm〜90cmの大きさになります。
さらに、秋には蜂の餌となる虫の数が減り、蜂は空腹の状態で凶暴化します。
穏やかだったミツバチが人を刺したり、元々凶暴なスズメバチがさらに凶暴化して、巣の近くを歩いただけで人を刺してくる時期です。
夏から秋に、蜂の巣を自分で駆除するのは危険です。
防護服を着ていても、服の上から蜂に刺されて死亡した事例もあるほどに蜂は凶暴化しています。
蜂の巣駆除はプロに任せて、安全・確実に駆除していきましょう。
住宅地に巣を作る理由|蜂にとって巣作りに最適な場所になっている
蜂が好んで巣を作る場所は、以下のような場所です。
・風が当たらない
・直射日光が当たらない
・雨に濡れにくい
・乾燥している
・敵に襲われにくい
住宅には屋根があり、高さもあるため、上記のような条件を満たしやすいのです。
具体的には、以下のような場所に巣を作ります。
・天井裏
・床下
・換気扇
・ベランダ
・軒下
・木の根や幹
・室外機の中
巣を作らせないためには、蜂が好む条件が揃っているような場所には予防策を取っていく必要があります。
巣作り予防については、こちらの記事を参考にして下さい。
蜂の巣作り予防効果のある殺虫剤も市販されており、手軽に巣作り予防ができます。
蜂が巣作りを開始する4〜5月に巣作り予防をしておきましょう。
7月頃に引っ越しをする蜂もいます。
引っ越し後は、引っ越し前より大きな巣を作ります。巣作りも集団で行うため、早いスピードで大きな巣が完成します。
7月頃にも巣作り予防をしておくと良いでしょう。
蜂の巣の見分け方|スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの特徴
住宅地に巣を作る蜂は主に、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種類です。
危険性が異なるため、巣を駆除する時には種類の鑑別が重要になります。
スズメバチ
アシナガバチ
ミツバチ
巣の見た目 | 蜂の見た目 | 特徴 | |
---|---|---|---|
スズメバチ | ・初期はトックリ型 ・大きくなると球体になる。 |
・黒と黄のしま模様 ・太い体 ・1.7~4cm |
・強い毒 ・長い毒針 ・凶暴 ・繰り返し刺す |
アシナガバチ | ・シャワーヘッドの様な形 |
・黒と黄のしま模様 ・長い手足 ・足を下げて飛ぶ ・細い体 ・1.2~2.6cm |
・穏やか ・強い毒 ・繰り返し刺す |
ミツバチ | ・板状 |
・黒と黄のしま模様 ・全体に毛 ・1.2~1.5cm |
・穏やか ・一度刺したら死んでしまう ・集団で襲う |
3種類の蜂は、黒と黄色のしま模様があり見た目は似ています。
ですが、スズメバチは殺人蜂と呼ばれるほど、毒性が強くて性格も凶暴です。
スズメバチに刺されると、アレルギー症状を発症し、最悪の場合にはアナフィラキシーショックという重症な状態となり、死亡してしまう場合があります。
日本では年間20人近くの人が蜂に刺されて死亡しています。
蜂の種類を見誤ると、命取りになります。
蜂の種類の見極めが難しい場合には、プロに鑑別してもらう方が良いでしょう。
スズメバチだった場合には、どんな状態の巣でも自力での駆除は推奨されていません。
スズメバチの活動サイクル|冬の巣は不在
キイロスズメバチを例に、蜂の年間活動サイクルを見ていきましょう。
4月 | 冬を越えた女王蜂が、巣作りを開始する。 巣に卵を産む。 |
5月 | |
6月 | 働き蜂が成虫になり、巣作りの戦力となる。 |
7月 | 巣が大きくなり、引っ越しをする。 |
8月 | 巣がピークに大きくなる。 |
9月 | 餌が減り、より凶暴化する。 次期女王蜂とオス蜂が成虫になる。 |
10月 | |
11月 | 働き蜂・オス蜂が寿命を迎える。 |
12~3月 | 次期女王蜂が、巣の外(土の中や木の穴の中など)で冬越えをする。 |
温暖化の影響で、温かい冬には3月下旬ごろに巣作りを始める場合や、冬に入っても蜂が活動している場合があるため、注意してください。
冬の間、スズメバチの巣の中は住民不在の状態となります。
働き蜂やオス蜂は寿命を迎えて死んでしまい、次期女王蜂は巣の外で冬を迎えるためです。
もし冬の時期に蜂の巣を見つけた場合には、巣を撤去しておきましょう。
蜂の巣をそのまま放置していても、来シーズンに再利用することはありませんが、アシナガバチや他の虫の冬越しの場所に利用されてしまうことがあります。
巣の中に蜂が居ないことを確認して、巣を撤去しましょう。
「中に蜂がいるか分からない」「なんか怖いし、不安」
そんな時は、蜂駆除業者に撤去を依頼して下さい。冬の間も依頼を受け付けています。
お気軽にハチ駆除センターへ問い合わせ下さい。
駆除に適した時間帯は夜間:夜活動するスズメバチもいるため注意
蜂の巣を駆除するのに適した時間帯は、夜間です。
基本的に蜂は、昼間活動し、夜間は巣の中で休んでいます。
昼間巣の駆除をしてしまうと、働き蜂が巣に居らず、危険を察知して戻ってきた働き蜂に刺されたり、巣を駆除できても巣を探して蜂がブンブンと飛び回るようになってしまいます。
このような理由から、蜂の巣の駆除は働き蜂が巣に戻っている、陽が沈んだ夜間に行うことをおすすめしています。
ただ、夜間の駆除は暗闇の中で行うため、危険を伴います。
少しでも不安を感じる人は巣の駆除はプロへお願いしましょう。
スズメバチの中には、夜に活動するモンスズメバチという種類の蜂もいます。
モンスズメバチを駆除する場合には、夜間の駆除はおすすめできません。
モンスズメバチについては、こちらの記事を参考にして下さい。
まとめ
今回は、蜂の巣を安全に駆除できる時期について解説しました。
巣作りを始めたばかりの4月から5月の春が、比較的安全に蜂の巣を駆除できる時期です。
冬は働き蜂が寿命を迎えて居なくなり、女王蜂は巣の外で冬を越えます。そのため、冬の蜂の巣も安全に駆除できる時期です。
夏から秋にかけては、蜂の活動がピークになり凶暴化しています。この時期の蜂の巣駆除は非常に危険なため、プロへ依頼してください。
ハチ駆除センターでは、年間を通して蜂の巣の駆除依頼を受けています。無料見積もりが受けられるので、お気軽にお電話下さい。
ウェブからのお問い合わせも可能です。