草刈り作業中に蜂に刺されショック状態に！刺された時の対処法と刺されないための行動を解説

草刈りが忙しくなる7月から10月頃までは、蜂刺され被害が発生する時期です。

「草刈り中に蜂に刺されて死亡した人がいるって聞いたけど、どうすればいいの？」
「二回目から危険って聞くけど、蜂に今まで刺されたことはないから大丈夫かな？」

こんな疑問が湧いてきて、不安になります。

ですが、草刈りをしておかないと通行の妨げになったり、動物や害虫の住処になってしまう可能性があるため、やらないわけにはいきませんよね。

今回は、草刈り作業をする時の蜂刺され対策について解説していきます。

この記事を読めば、草刈り作業中に蜂に刺されないための注意点について知ることができます。

草刈り作業中に蜂に遭遇した場合には、直ちにその場から立ち去らなくてはなりません。そのまま作業を継続することで蜂に刺され、最悪の場合には死に至ります。

スズメバチやアシナガバチに刺され死亡｜茂みに潜む蜂の巣

草刈り作業中に蜂に刺される被害は多く、蜂毒によるアナフィラキシーショックを引き起こし、死亡した事例があります。

蜂は草の茂みの中に巣を作る種類や、土の中に巣を作る蜂もいます。

土に巣を作る蜂の中に、最も危険な毒の量と強さを誇るオオスズメバチがいます。

草が生い茂っているため、周囲から見ただけでは蜂の巣の存在には気が付きません。

草刈り作業中に巣に接近していても、草刈り機のエンジン音によって蜂の羽音が聞こえずに刺された時の痛みで気が付くのです。

多くの人は蜂に刺された後にも作業を中断せずに続けてしまいます。そして数か所刺されて、アレルギー症状が出現。

蜂毒によるアレルギー症状が強く出現すると、アナフィラキシーショックとなり、命の危険が生じます。

アレルギー症状が出現した時点で、早急に医療機関へ受診することが大切です。

アナフィラキシーショックは15分ほどで急激に悪化します。

「蜂に刺された！」と思ったら、作業を中断し、医療機関を受診するようにしましょう。

草刈り中に蜂に刺された時の対処法｜2回目を刺されないために

草刈り作業中に蜂に刺された時には、ただちに作業を中断して次のような行動を取ります。

刺された後も草刈り作業を行う機会がある場合には、蜂毒アレルギーの有無を調べておくことが重要です。

蜂毒アレルギーがある場合、2回目以降、蜂に刺された時に重度のアレルギー症状が出現することがあります。

あらかじめ、医療機関で蜂毒アレルギーの有無を調べておくことで次に蜂に刺された時の対処法について相談・検討することができます。

スズメバチに刺されたらどうする？速やかに病院へ

草刈り中にスズメバチに遭遇し、刺されてしまった時はただちに作業を中断して病院や診療所などの医療機関を受診します。

スズメバチは毒の量が多く、そして、毒が強いことが特徴です。

連続で2回刺されて死亡した人がいるほど、危険な蜂です。

スズメバチに刺されて、体に違和感が無くても必ず作業を中断します。

蜂毒アレルギーのアナフィラキシーショックは15分〜30分で急激に進行していきます。

体に異変が起きてから病院へ駆け込もうとしても遅いのです。

刺された当日に症状が出なかった場合でも、医療機関で蜂毒アレルギーの有無を調べておきましょう。

2回目に蜂に刺された時に死亡してしまう人も多いです。

これは、蜂毒アレルギーによるものです。しっかりと検査して次に刺された時の対策を相談しておきましょう。

アシナガバチに刺された場合はどう対処する？症状なくても検査を

草刈り中にアシナガバチに遭遇して刺された場合、作業を中断して安全な場所へ避難します。

一匹が攻撃を開始すると仲間の蜂が応援に駆けつけて攻撃する修正があります。

作業を継続した場合、2回刺されてしまう可能性があります。

「アシナガバチだから大丈夫」と思って作業を続けないようにしてください。

アシナガバチはスズメバチに比べると、毒の量は少ないですが、スズメバチに引けを取らない毒の強さがあります。

アシナガバチに刺された場合も、スズメバチ同様に病院や診療所などの医療機関を受診しましょう。

刺された当日アレルギー症状がなかった場合でも、後日蜂毒アレルギーの検査をしてください。

蜂毒アレルギーがある場合、次に蜂に刺された時に強いアレルギー症状が出て最悪の場合死に至ります。

医師とよく相談し、次に蜂に刺された時の対処法について確認しておきましょう。

ミツバチに刺されたらどうする？ミツバチの集団攻撃に注意

草刈り中にミツバチの巣に遭遇し、刺された場合作業を中断し安全な場所へ避難してください。

ミツバチは一匹が攻撃を開始すると、数千～数万匹の仲間がやってきて一斉に攻撃してきます。

ミツバチは毒の量は少なく、毒も弱いですが、一機に数千・数百匹に刺されると毒の量はかなりの量となります。

ミツバチに大量に刺され、死亡した事例もあるほどです。

ミツバチは一度人を刺すと、針が胴体からちぎれて死んでしまい、その時に発せられる匂いで仲間のミツバチが寄ってきます。

そのため、安全な場所へ避難した後はピンセットなどを使用して針を抜いて、流水でよく洗いましょう。

よくある質問3つ

よくある質問にお答えします。

ひとつずつ見ていきましょう。

スズメバチに刺されたことがあります。2回刺されたら死んでしまいますか？

必ず強いアレルギー症状が出現して死に至るわけではありませんが、重度のアレルギー症状が出現する可能性はあります。

医療機関を受診して、自身が蜂毒にどのくらいのアレルギー症状がでるのかを調べておきましょう。

もし2回目を刺されてしまった時、どうすればよいのかを医師に相談します。

蜂に刺されてアナフィラキシーショックになるまで何分ですか？

15分～30分でアレルギー症状が出現し、急激に進行してショック状態になります。

次のような症状が出現したら医療機関の受診、または救急要請が必要です。

草刈りをしなくてはいけません。蜂がこなくなる方法はありますか？

草の茂みの中に蜂の巣があった場合、蜂除けなどを使っていたとしても草刈りの振動や音で蜂を刺激してしまい、蜂が襲ってくるでしょう。

そのため、草刈り作業を行う際にできる蜂刺され対策は以下のようなものが挙げられます。

蜂は皮膚が露出している部分を狙って刺してきます。腕や手、顔や頭が狙われやすい場所です。

夏の暑い時期に草刈り作業が行われるため、薄着でいると狙われてしまいます。

熱中症対策には十分気を付けながら、蜂刺されから身を守らなくてはいけません。

もし、作業場に蜂の巣があることが分かった場合には草刈り作業の前に蜂の巣駆除をする必要があります。

草刈り作業の時期の巣は、蜂の巣が最大化して蜂の活動が活発な時期です。
蜂の巣の駆除は蜂駆除業者に依頼してください。

そのまま作業を継続することはもちろん、自力で駆除しようとするのは危険です。

作業は中断し、蜂駆除業者へ依頼しましょう。

まとめ

7月〜10月は草刈り中に蜂に刺される被害が毎年発生しています。

草刈りを始める前に、周囲に蜂が飛んでいないかよく観察してから作業に入りましょう。

もし、蜂が飛んでいる様子があれば、草刈りを始める前にハチ駆除センターへご連絡ください。

現場へ駆けつけ、巣の駆除を行います。