換気扇に蜂!?家の中に蜂が入らないための対策と蜂の巣駆除方法を解説
「換気扇の周りを蜂が飛んでるけど、換気扇から家の中に入ってくることってあるのかな?」
「このまま居続けたらどうしよう…」
換気扇の周りを蜂が飛んでいるのを見ると、家の中に入ってきて、刺されてしまわないか不安になりますよね。
換気扇の種類によっては蜂が家の中まで入ってくることがあるので、心配です。
今回は、数多くの蜂の巣を駆除してきたハチ駆除センターが、自宅の換気扇に巣を作られてしまった場合の、刺されないための正しい行動をお伝えします。
換気扇近くを飛び交う蜂を見つけたとき、取り乱すことなく、安全確保のための正しい行動が取れるようになるでしょう。
換気扇の周りを蜂が飛んでいるときの正しい行動|換気扇を回そう
換気扇の周りを蜂が飛んでいるときは、換気扇から家の中に入ってこないように、換気扇のスイッチを「オン」にしましょう。
換気扇は、一般的に家の中の空気を外に排出する仕組みです。換気扇を回すことで、換気扇から家の外へと空気が流れるため、蜂は換気扇経由では家の中に入れなくなります。
逆に、換気扇が回っていないと空気の流れが無いため、換気扇のプロペラのすき間から家の中に入ってくることがあります。
換気扇には種類があります。種類別の対応を以下に記載します。
プロペラファン |
・換気扇フィルターを室内側に取り付けます。すき間が無いように養生テープなどで囲います。 ・スイッチを「オン」にします。 ・回した時に、いつもと違う音がする時は、内側に巣がある可能性があります。 ・故障の原因になるため、スイッチを止めましょう。 |
通気口 |
・通気口は外の空気を室内に取り入れるための物です。 ・フィルターが設置されている場合が多いですが、経年劣化でフィルターが破けていたり外れたりしている場合があります。 ・念のため、フィルターを室内側に取り付けます。すき間が無いように養生テープなどで囲いましょう。 ・通気口を閉めて時間が経つと、室内の空気が停滞し「シックハウス症候群」を引き起こす恐れがあります。通気口を閉める場合には、他の窓を開けるなど空気が停滞しないように工夫しましょう。 ・通気口内の駆除は自力ではできません。業者に依頼しましょう。 |
シロッコファン |
・シロッコファンはダクトを通じて室内の空気を外に出して換気をしています。 ・スイッチを「オン」にします。 ・内部から蜂の羽音が聞こえる場合にはダクトに蜂が居るか、巣を作られている可能性があります。 ・ダクト内の駆除は自力ではできません。業者に依頼しましょう。 |
巣がある?!換気扇の蜂の巣を駆除する方法
換気扇の周りを蜂が飛んでいる場合、内部に巣が作られている可能性があります。
・蜂が換気扇の中に出入りしている
・蜂が群がっていなくならない
このような場合には、巣を駆除しなくてはなりません。
日を重ねるごとに巣は巨大化していき、夏へ向けて蜂の数は数百〜数千へと増えてしまいます。
毒針での攻撃や換気扇の故障等の被害が出る前に、駆除しておきましょう。
換気扇のどこに、どんな巣があるか観察!見えない場合は無理しない
蜂の巣を駆除する際に、巣の大きさや蜂の種類を駆除する前に確認しておくことは重要です。蜂の種類によって駆除の方法や作業に伴う危険度が変化するためです。
ですが、内部に巣が作られているかを確認するために、飛び交う蜂に近づくことは危険です。中を覗こうとして蜂に刺されてしまう可能性があります。
事前の観察はあきらめ、安全確保のために業者を呼びましょう。
ハチ駆除センターでは、目視で確認できていない巣の駆除も承っています。プロが現地で巣の確認を行ってから見積もりを出すのでご安心下さい。
「駆除にお金がかかるから嫌だな…」
「待っている間に家の中に入ってきたらと思うと、怖い」
と、自力で駆除したい気持ちがあるかもしれませんが、換気扇内の蜂の巣駆除は危険です。
一般的に換気扇までは地面から高さがあるため、はしごや脚立を使うとなるとすぐに逃げられず、刺されてしまう可能性が高まります。
換気扇内部の巣の大きさが見えないため、「実は巨大なスズメバチの巣だった」なんて場合には危険です。
換気扇に作られた蜂の巣を自分で処理する方法
家の外から換気扇を見て、見える範囲に作られた蜂の巣であれば自力で駆除できる場合もあります。
以下の条件を参考にして下さい。
・外から見て巣の全体が観察できる
・巣の大きさが5cm以下
・スズメバチ以外の蜂
・巣が手の届く高さにある
全ての条件を満たしていれば、自力で駆除した場合でも比較的安全です。
換気扇にできた蜂の巣を駆除する手順
換気扇にできた蜂の巣を駆除する手順を説明していきます。
蜂の巣の駆除については以下の記事も参考にしてください。
【蜂の巣駆除のやり方を徹底解説】自分で正しく安全に対処する方法
①必要物品をそろえる
蜂の巣駆除に必要な物は以下の通りです。
・防護服
→ 準備できないときは、自力での駆除自体をやめておくか、代替品を用意します。厚手の作業服や、スキーウェアなどの利用を検討します。
・防蜂ネット
→ 頭・顔・首を蜂の攻撃から守ります。準備できない場合には、フルフェイスのヘルメットや厚手の帽子+ゴーグル+マスクなどで代用します。首のすき間をタオルで保護することも忘れないでください。
・針を通さない手袋と長靴
→ 服の袖や裾から蜂が侵入するのを防ぐためにガムテープなどですき間をふさいでおきます。
・殺虫剤
→ 駆除の途中で殺虫剤が足りなくならないように最低でも2本は準備しておきます。蜂用の離れた場所からでも薬剤が届く「ジェットタイプ」を選びます。
・ほうき&ちりとり
→ 駆除後の片付けに使用します。
・懐中電灯+赤いセロファン
→暗い中作業するため、光が強すぎると蜂が向かってきます。光を弱めるために赤いセロファンで懐中電灯の光を弱めます。
・ビニール袋
→ 巣が入る大きめサイズ
②駆除する
日没後2時間が経過した夜に駆除を行います。
蜂は昼間、巣作りの材料や餌を集めるために出かけています。夜間、蜂は巣に戻って休んでいるため、蜂の巣駆除は夜に行います。
2m離れた場所から巣に向かって、風向きに注意しながらスプレーを噴射します。2~3分噴射を続け、蜂の羽音が聞こえなくなったら駆除終了です。
その後、巣の片付けを行いますが、暗闇の中片付けするのは危険なので、後片付けは翌日行うことをおすすめします。
蜂は反射で刺す性質があるため、死んだあとも反射が残り、触れた時に刺されることがあります。
絶対に素手では触らないようにしてください。
巣と蜂の死骸はビニール袋に入れて密閉して、ゴミとして処分しましょう。各自治体の回収方法に準じて処分して下さい。多くの場合は、燃えるゴミで処分します。
③予防する
駆除が終わった後は、再発予防を行いますが、換気扇は蜂にとって巣作りに適した場所です。
雨除けのためのフードがついており、雨に濡れにくい、強風が当たりにくい、直射日光が当たらない、乾燥しているなど、蜂にとっては好条件な場所です。
さらに、食べ物の匂いが換気扇から流れてくるため、蜂が寄ってきやすい場所でもあります。
殺虫スプレーや木酢液を定期的に撒く、防虫ネットをかけておくなどの対策を行いましょう。
詳しい予防方法はこちらの記事を参考にしてください。
【蜂の巣対策】巣を作らせない方法とは?4〜5月が予防に超重要!
換気扇に巣をつくる可能性のある蜂
残念なことに、換気扇を好んで巣をつくる蜂は多いです。
換気扇の外側に巣を作りやすい蜂は、以下の通りです。
・アシナガバチ
・スズメバチ
・ドロバチ
開放的な場所に巣を作る蜂が、換気扇の外側に巣を作ります。
種類によっては一目につかない別の場所で巣を作った後に、引っ越しをする蜂もいます。
「突然大きな巣ができていた。」なんてことが起きた場合は、巣の引っ越しでやってきた可能性があります。
一方、内部に巣を作りやすい蜂は、以下です。
・ミツバチ
・スズメバチ
スズメバチは種類によって閉鎖的な場所を好む蜂と開放的な場所を好む蜂のどちらも存在します。
換気扇内部に巣を作られてしまい、巣が見えない場合には業者に駆除をしてもらいましょう。
まとめ
換気扇に蜂の巣をつくられた場合の対処法についてお伝えしました。
換気扇の周囲を蜂が飛んでいる場合には、換気扇のスイッチを「オン」にして、空気の流れが家の中から家の外へと換気されるようにします。
スイッチを「オン」にしたときに異音がする時は、内部に巣を作られている場合があり、故障の原因になるためスイッチを「オフ」にします。
家の中に蜂が入ってこないように、フィルターを養生テープなどですき間が無いように貼っておきましょう。
換気扇につくられた蜂の巣は、基本的には業者へ駆除を依頼します。
ハチ駆除センターでは換気扇内部の見えない場所に作られた蜂の巣の駆除も承っております。
不安な部分となる価格も、事前に見積もりを確認してから駆除するため、ご安心下さい。