【蜂の巣対策】巣を作らせない方法とは?4〜5月が予防に超重要!
「また巣が作られたらどうしよう…」「作られる前に予防したい」蜂に巣を作られた経験があったり、蜂の巣被害のニュースを見て蜂の怖さを知ると、巣が作られる前に予防したいと思いますよね。
蜂の巣の予防は、意外と簡単で、作られた巣を駆除するよりも少ない費用で対策することができます。作られてしまった巣を駆除するには1万円から5万円と費用がかかります。それに対して、予防にかかる費用は数千円で済みます。
この記事を読めば、具体的な蜂の巣を作らせないための予防方法や最適な時期が分かります。
予防策は、巣作りが始まる4〜5月に行うことが、多くの種類の蜂の巣予防に最適なタイミングです。巣が作られやすい場所に予防策をとっていきましょう。
対策すべき場所|蜂の種類によって巣作りに選ぶ場所に違いも
多くの蜂が好んで巣を作る場所には共通点があります。
・雨に濡れにくい
・風を防げる
・天敵に遭遇しにくい
具体的には、雨をしのげる屋根がある軒下や風を防げるベランダ、天敵に遭遇しにくい屋根裏などです。
これらの条件を満たしている場所は、蜂にとって巣作りに適した場所です。その上で、蜂の種類によって巣作りに選ぶ場所の特徴があります。
蜂の特徴 | 巣を作る場所 | 巣の特徴 | |
---|---|---|---|
スズメバチ | ・黒と黄色のしま模様 |
【どこにでも巣を作る】 ・軒下 ・屋根裏 ・地面 ・生垣(いけがき)などの植木 ・木の根元 |
・マーブル模様の球体 ・初期はトックリのような形 ・巣穴は1箇所しか見えない ・最大80cm |
アシナガバチ | ・手足が長い ・体に黄色と黒のしま模様 |
【開放された場所を好む】 ・家の外壁 ・庭木 ・軒下 |
・お椀のような形 ・巣穴が見える ・最大15cm |
ミツバチ | ・体はふっくらと太い ・明るい黄色と黒のしま模様 |
【密閉された場所を好む】 ・屋根裏 ・壁のすき間 ・床下 ・物置 |
・板が垂れ下がっているような形 ・巣の色は蜜で黄色に染まっている(初期は白) ・巣穴が見える ・最大1m |
蜂の巣が作られやすい場所に対策を行っていきましょう。
なぜ何度も巣が作られる?蜂にとって最適な場所になっているかも
「去年巣を駆除したのに、今年も作られてしまった…」という話を聞いたことはありませんか?同じような場所に何度も巣を作られる場合、巣を作りやすい環境になっているかもしれまん。
雨がしのげる、かつ、天敵が来ない場所は要注意です。
・物置
・勝手口の近く
・庭木や生垣
・屋根裏
・換気扇
・室外機
・軒下
・ベランダ
上記のような場所は、特にしっかりと対策を行いましょう。
対策すべき場所|4~5月の春先の巣作りの時期に予防
蜂の多くは4〜5月に巣作りをはじめます。春先は冬眠から覚めた女王蜂が、巣を作るのに最適な場所を求めて飛び回ります。
3月末でも、気候が温かい場合には巣作りが始まる場合があります。温かくなるのが早い年には早めの3月下旬ごろから蜂の巣予防を行うことをおすすめします。
また、蜂の種類によっては6〜7月まで巣を作る蜂もいます。
キイロスズメバチは巣が大きくなると屋根裏などの密閉された場所から軒下などの開放された場所へと巣の引っ越しをする特徴があります。
ミツバチも巣が大きくなると、巣にいた半分ほどの蜂が巣から出て、新たな巣を作り始めます。
そのため、蜂の巣対策は7月まで続けておくとよいでしょう。
蜂の巣を寄せ付けない!予防方法
蜂の巣を作らせないための予防策はいくつかあります。どれも簡単にできる方法です。
1つずつ説明していきます。
一番手軽な殺虫剤で予防|スプレーするだけ
蜂を駆除するのに使用する殺虫剤ですが、市販されている蜂用殺虫スプレーの多くに予防効果があります。
殺虫剤はドラックストアなどで、1,000円前後で買うことが出来ます。
使用する殺虫剤の種類でも変わりますが、予防効果は1ヵ月ほど持続します。
スプレーは1ヵ所5秒程度しっかりと吹きかけると効果的です。
注意点としては、殺虫剤は雨で流れてしまうことです。雨が降った後は再度スプレーをしましょう。
また、庭で植物や野菜を育てている場合にも注意。大量に使うと、植物に悪影響を及ぼす危険性があります。枯らせたくない植物の近くでは、木酢液を使用した対策がいいでしょう。
植物への影響のない予防法|木酢液
殺虫剤以外の方法として、木酢液(もくさくえき)の使用が蜂の巣対策に有効です。
木酢液は、木材を燃やした時に出る水蒸気を冷やして作られた液で、焦げくさい臭いが特徴です。木酢液のにおいを蜂は嫌います。
ただ、人間にとっても木酢液のにおいは臭いため、身近な場所では使えないことがデメリットです。
殺虫効果はないため、蜂に直接かけても効果はありません。
木酢液は土壌にまくことで植物生育を促進する効果があります。
殺虫剤と異なり、植物への悪影響はないため庭で野菜を育てている家庭には木酢液を使う対策がおすすめです。
木酢液は以下のような使い方をします。
【木酢液と水1:1程度で使用】
・蓋を開けた容器に薄めた木酢液を入れて、蜂が巣を作るのに好みそうな場所に吊るす
・スプレーで蜂が巣を作るのに好みそうな場所にふきかける
ただ、においが強いので、ベランダや玄関などの身近な場所での使用は避けたほうがいいでしょう。
木酢液はホームセンターなどで700円前後で購入できます。薄めて使用するため、蜂の巣対策を安く済ませることができます。
木酢液も殺虫剤同様に、雨で流れてしまいます。雨が降った後には吊るしておいた木酢液が薄まっていないか確認する必要があります。スプレーした場合には、再度スプレーし直します。
蜂の侵入自体を防ぐ|巣を作らせないための防虫ネット
密閉した場所に巣を作らせないためには、その場所に蜂を入らせないことが一番です。
床下の通気口や換気扇には防虫ネットを付けて、侵入自体を防ぐようにしましょう。使用する虫ネットは網目が1㎝未満のものが良いでしょう。
エアコンの室外機には室外機カバーもおすすめです。
ただ、室外機カバーのすき間から蜂が侵入する可能性があるため、室外機周辺に殺虫剤や木酢液をまいておくことをおすすめします。
この時、誤って室外機に殺虫剤などを直接かけないように注意しましょう。故障の原因となります。
蜂に嫌われる環境にする|準備するのは水だけ
蜂は乾いた場所に巣を作り、湿気がある場所は好みません。蜂の巣対策として、定期的に水を撒くのも効果的です。蜂に好まれない環境にします。
メリットは、準備物が特に必要ないこと。
デメリットは、水が乾いたら効果がないということです。巣作り対策のためには、こまめに水をまく必要があります。
巣作り前に女王蜂を捕まえる|蜂トラップ
蜂トラップは、巣作り前の女王蜂を捕まえる対策方法です。
蜂トラップが使用できるのは、4月頃まで。それ以降は撤去しましょう。
蜂が好む液体で寄せ付けるため、5月以降での利用は働き蜂が大量発生してしまうため逆効果です。
市販されているものの中には、毒エサタイプのものがあります。毒エサは生態系を壊す可能性が危惧されています。
蜂は、人が通行する場所や家の近くなどで、人を刺す可能性がある場合には駆除する必要がありますが、自然界にとっては必要な虫です。毒エサの使用は避けましょう。
蜂トラップを使用する時には、毒エサタイプ以外を選びましょう。
手軽にできる巣作り対策|ダミーの巣
確実ではありませんが、偽物の蜂の巣を置くと作られにくくなることも。
新聞紙をガムテープなどで蜂の巣のような形に丸めて、ひもで縛って吊るすだけでできる簡単な対策方法です。
蜂に他の蜂の縄張りだと思わせて、巣作りをさせにくくする効果があると言われています。
蜂に巣を作られたらどうする?早めの対処を!刺されてからでは遅い
巣作り対策をしていても、家の敷地が広い場合など、巣を作られてしまうことがあります。
大切なのは、作られた巣を大きくしないこと。つまり、放置しないことです。
蜂に刺されるタイミングで多いのは庭の手入れ中です。うっかりと巣に近づいた時に被害にあっています。
巣が作られたことに気が付いたら、早めにプロへ依頼しましょう。
ハチ駆除センターでは、無料でお見積もりができます。電話1本で現場へ駆けつけて、料金見積もりを行います。蜂の巣を見つけたら、まずはお電話を。
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まとめ
蜂の巣の予防策として、「殺虫剤の使用」「木酢液の使用」「防虫ネットでカバーをする」「蜂トラップ」「水をまいて湿気を与える」「ダミーの巣を吊るす」多くの方法があることが分かりました。
場所に応じて使い分けて対策をしたり、組み合わせることで十分な効果が期待できるでしょう。
また、対策を行う時期としては4〜5月が多くの種類の蜂に有効であることもわかりましたね。気候によっては3月末から巣を作り出すこともあるので、注意しましょう。
巣作りの途中で引っ越しをする種類の蜂もいます。巣を作られたことがある場合には、蜂に好まれる環境である可能性があるため、7月頃まで対策を続けていきましょう。
対策をしていても巣を作られてしまうことがあります。巣を見つけたら放置はせず、早めに駆除を依頼してください。蜂の巣は夏に向けて驚くほど早く大きくなっていきます。
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