スズメバチの巣を見つけた!刺される前にするべき5つの行動
「気が付いたら屋根の下にスズメバチの巣ができていた…」
「庭を蜂が飛んでいる…もしかして巣があるの?」
蜂が頻繁に飛んでいる姿や巣を見つけたら、刺される可能性があり不安になりますよね。刺されるリスクや家族の安全を考えると、どう対応すれば良いのか悩むものです。
特に夏から秋にかけては、スズメバチの活動がピークを迎え、攻撃性も高まります。
今回は、スズメバチの巣を見つけた際にすぐに行うべき対策や、自力で駆除できるかの判断基準、専門業者を頼む際のポイントについて分かりやすく解説します。
この記事を読めば、蜂に刺されない安全な生活を続けることができるでしょう。
スズメバチの危険性と巣の見つけ方
スズメバチは、特に夏から秋にかけて攻撃性が高まります。
巣に近づくだけでも刺される危険があります。
刺されると、強い痛みやアナフィラキシーショックなど命に関わるリスクが伴います。種類や特徴を見分けながら、安全な距離を保ち、巣を確認しましょう。
スズメバチの攻撃性と刺されるリスク
スズメバチは、特に夏から秋にかけて攻撃性が非常に高まる蜂の一種です。夏から秋は巣が大きくなり、働きバチが活発に活動し始めるため、近づくだけでも刺される危険があります。
スズメバチに刺されると、強い痛みや腫れだけでなく、アナフィラキシーショックという命の危険を伴うアレルギー反応を引き起こすことがあります。
特に、過去に蜂に刺された経験がある人やアレルギー体質の人は注意しましょう。
スズメバチの見分け方
スズメバチは他の蜂と比較して体が大きく、攻撃性が高い蜂です。
見分ける際のポイントは、体長が2〜4cmほどで、黒と黄色のストライプ模様が特徴です。
羽音は非常に大きく、重低音の「ブンブン」という音を立てながら飛ぶのもスズメバチの特徴です。
スズメバチにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴的な違いがあります。
例えば、キイロスズメバチは住宅街や公園でよく見られ、体長は約2.5cmほど。攻撃性が高く、人間に襲いかかることもあります。
コガタスズメバチはやや小型で、約2cmほどの体長ですが、地中や木の幹に巣を作ることが多く、比較的穏やかですが、刺激すると危険です。
最も危険なのはオオスズメバチで、体長は4.5cmにも達し、毒性も強いため、特に注意が必要です。
このようにスズメバチの種類によって体の大きさや生態が異なるため、巣を見つけた場合や蜂が頻繁に飛んでいる場合は、種類を確認しつつ慎重に対応することが重要です。
スズメバチの巣の見つけ方
スズメバチは、軒下や屋根裏、庭の木の枝など、目立たない場所に巣を作ることがあります。
スズメバチの巣は最初はゴルフボールくらいの小さなサイズですが、放置しておくと次第に大きくなり、バレーボールほどの大きさになります。
巣を見つける際は、蜂の動きを観察することがポイントです。特定の場所に頻繁に蜂が出入りしている場合、その付近に巣がある可能性が高いです。
絶対に近づかず、安全な距離を保ちながら巣の位置を確認しましょう。
巣を見つけたらするべき5つの行動
スズメバチの巣を見つけたら以下の行動をとります。
1. 巣に近づかない
2. 慌てない
3. 家族やペットの安全を確保する
4. 近隣住民へ知らせる
5. 駆除業者へ連絡する
ひとつずつ解説していきます。
①巣に近づかない
スズメバチの巣に不用意に近づくことは非常に危険です。
巣に接近することでスズメバチが攻撃態勢に入り、人間を敵とみなすことがあります。
巣には近づかないようにしましょう。
②慌てない
巣を発見しても、慌てて走ったり大声を出さないようにしましょう。
スズメバチは動きや音に敏感に反応し、危険を察知すると攻撃してきます。
冷静にその場を静かに離れることで、スズメバチの注意を引かずに安全に避難できます。
③家族やペットの安全を確保する
家族やペットが蜂の巣に近づかないように、安全な場所に移動させます。
小さな子どもは特に危険なため、すぐに屋内など安全な場所に避難させることが大切です。
家族やペットの安全を確認した後で、次の対策を進めましょう。
④近隣住民へ知らせる
スズメバチの巣を見つけた場合、近隣住民にも存在を知らせておくことが重要です。
巣の近くを知らずに通る人がいれば、蜂に攻撃される可能性があります。
危険を避けるための共有が必要です。
巣が目立たない場所にある場合や、不特定多数の人が通行する場所の場合には注意書きを掲示するとよいでしょう。
⑤駆除業者へ連絡する
スズメバチの巣を自力で駆除することは非常にリスクが高いため、専門の駆除業者に依頼するのが最善です。
業者は適切な装備と技術を持っているため、安全に駆除が行えます。
早めに依頼し、巣の拡大や蜂の活動が激しくなる前に対処しましょう。
自力での駆除は可能か?判断ポイント
スズメバチの巣は、たとえ巣が小さく初期の段階であっても、自力での駆除は推奨されていません。
スズメバチは攻撃性が非常に高く、巣を刺激すると一斉に襲いかかる危険があります。
複数のスズメバチに刺されると、アナフィラキシーショックなど、命に関わる健康リスクが伴います。さらに、駆除には適切な装備と技術が必要で、不適切な方法で行うと被害が拡大する恐れがあります。
スズメバチの巣は、小規模な巣であっても専門の業者に依頼するのが最も安全な選択です。
駆除業者は適切な防護服を着用し、巣の除去に必要な道具や薬剤を用いて、確実かつ安全に作業を行います。
業者に依頼するメリット・デメリット
蜂駆除業者へ依頼するメリットとデメリットを知った上で連絡をしましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・安全に駆除ができる ・確実に駆除できる ・時間と手間を省ける | ・費用がかかる ・業者選びが難しい ・駆除の予約が必要 |
メリット
安全に駆除ができる
業者は経験と知恵をもってスズメバチの駆除にあたります。
業者に任せることで、蜂に刺される危険を伴うことなく安全に作業を行います。
確実に駆除できる
駆除業者は経験豊富で、蜂の巣の位置や規模に応じた最適な方法で駆除を行います。
巣を完全に除去することで、再発のリスクを減らすことができます。
時間と手間を省ける
自力での駆除は非常に時間がかかり、準備も大変です。
業者に依頼すれば、短時間で効果的な駆除が完了し、家族や周囲の安全も確保されます。
デメリット
費用がかかる
業者に依頼する場合、駆除の費用が発生します。巣の場所や規模によっては、一万円から五万円ほどかかることもあります。
業者によって費用は様々なので、複数社から見積もりをもらうことをおすすめします。
業者選びが難しい
信頼できる業者を選ぶことが重要ですが、口コミや評判を調べる手間がかかります。
悪徳業者に当たると、高額な費用を請求されるリスクもあるため、注意が必要です。
悪徳業者に騙されないためには、以下のような対策をするとよいでしょう。
・複数社見積もりを依頼する
・迷ったらその場で決断しない、払わない
・トラブルが起きた時の相談先を知っておく
・信頼できる人に同席してもらう
・蜂の巣駆除にかかる相場を知る
悪徳業者による高額請求の危険性についてはこちらの記事を参考にしてください。
駆除の予約が必要
繁忙期には業者の予約が取りづらい場合があり、即座に対応できないこともあります。
夏から秋にかけての蜂の活動期は、予約が埋まりやすいため早めの対応が必要です。
刺された場合の応急処置と医療機関での対処
刺された場合の応急処置
スズメバチに刺された場合、まずは冷静に対応することが重要です。
刺された部位をすぐに流水で洗い流し、清潔な状態を保ちます。
次に、氷や冷たいタオルを使って患部を冷やし、腫れや痛みを抑えましょう。
また、毒が広がらないよう、刺された部分を心臓より高い位置に保つことが効果的です。
抗ヒスタミン剤が家にある場合には患部に塗っておきましょう。
これらの処置で症状を緩和することができますが、症状がひどい場合はすぐに医師に相談してください。
以下のような場合には医療機関へ連絡し、指示を仰ぎましょう。
・複数の蜂に刺された
・気分不快やめまいなどの患部の痛み以外の症状がある
・過去に蜂に刺されたことがある
・蜂毒アレルギーがある
医療機関での対処法と注意点
スズメバチに刺されてからすぐにアレルギー反応や呼吸困難、めまい、全身の発疹などが現れた場合、アナフィラキシーショックの可能性があります。
このような場合は、すぐに救急車を呼び、緊急の処置を受ける必要があります。
アナフィラキシー反応が出なくても、痛みや腫れが長時間続く場合や、症状が悪化する場合は病院で適切な治療を受けることが大切です。
特に過去に蜂に刺された経験がある方やアレルギー体質の方は、より早急な対応が必要です。
まとめ
スズメバチの巣を見つけた場合、まずは慌てず冷静に対応することが大切です。
自力での駆除は非常に危険であり、専門の業者に依頼することで安全かつ確実に巣を除去することができます。
もしスズメバチに刺されてしまった場合は、すぐに応急処置を行い、症状が悪化する前に医療機関で適切な対応を受けることが重要です。
ハチ駆除センターでは、スズメバチの巣の駆除を行っています。
「家に巣があるかも」と思ったら、お気軽にご相談下さい。