【軒下に蜂の巣】屋根の下にできた蜂の巣の安全な駆除方法と予防策!業者の選び方も
「屋根の下に蜂の巣があるけど、高すぎてどうやって駆除すればいいの?」
「自分で駆除できるか不安だし、蜂に刺されそうで心配…」
軒下に蜂の巣があったら、刺されるかもしれないと不安になりますよね。小さな子どもやペットがいると、さらに不安が増します。
もし軒下に蜂の巣ができていて放置すると、家族やペット、近所の人に深刻な被害をもたらす可能性があります。特に夏から秋は、蜂が攻撃的になり、巣が大きくなると、駆除が困難になります。
今回は、年間1万件以上の蜂のトラブルを解決してきたハチ駆除センターが、軒下に蜂の巣ができた場合の、安全な対処方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、正しい判断をし、家族を守るための具体的な行動が取れるようになります。
軒下に蜂の巣ができる原因とそのリスク
軒下は蜂にとって巣作りに最適な場所で、雨風や外敵から守られ、快適な環境が整っています。
蜂の巣が大きくなると家族やペットが刺されるリスクが高まり、家の構造にもダメージを与える可能性があります。
蜂を見つけたら早めの対策が必要です。
軒下に蜂が巣を作る理由|巣作りに適した条件がそろっている
軒下は、蜂の巣を作るのに理想的な場所です。
軒下は雨風から守られていて、外敵にも見つかりにくい場所で、日差しが適度に遮られるため、巣の中が快適な温度に保たれやすいのです。
さらに、軒下は人の目が届きにくく発見が遅れるため、巣を巨大化させやすい場所です。
夏になると、スズメバチの巣は最大直径1mにもなります。軒下は巣を大きく作るのに障害物が無く、最適な場所なのです。
軒下に蜂の巣があると危険?蜂刺されリスク
軒下に蜂の巣があると、家族やペット、近所の人がハチに刺されるリスクがあります。
スズメバチは攻撃的で、巣に近づくと刺される危険があります。蜂は、音や振動に敏感で、人の話し声やペットの鳴き声で攻撃をしてくることがあります。
蜂の巣が大きくなると、家の木材腐食や断熱材の損傷、電気系統への影響など、家の構造にダメージを与えることもあります。
夏から秋は、蜂が巣を守るために攻撃的になる時期で、蜂の数も数百~数万匹になり非常に危険な状態となります。
安全な生活環境を守るためにも、巣を見つけた時点での早めの対策が大切です。
蜂の巣を見つけたときにするべきこと
蜂の巣を見つけたら、絶対に近づかず、刺激しないことが最も重要です。
蜂は巣を守るために攻撃的になり、刺される危険があります。
発見時はすぐに安全な場所へ避難し、家族にも注意喚起しましょう。
小さな子どもやペットがいる場合は、速やかに安全な場所に移動させることが大切です。
近づかない、刺激しない
蜂の巣を発見したら、絶対に近づかず、刺激しないことが最も重要です。
蜂は巣を守るために非常に敏感で、巣に近づいたり、大きな音や振動を感じたりすると攻撃的になります。
スズメバチやアシナガバチは、巣への刺激を感じると集団で襲ってきます。
蜂を刺激すると、刺される可能性があるため、蜂の巣を見つけたら、まずは静かにその場から離れることが大切です。
安全な場所へ移動し、家族へ知らせる
蜂の巣を発見したら、すぐに安全な場所へ避難し、家族にも知らせましょう。
家族全員が蜂の巣の位置と危険性を理解し、近づかないように注意喚起することが必要です。
また、小さなお子さんやペットがいる場合は、特に注意して、安全な場所に移動させるようにしましょう。
その上で、蜂の巣の除去や駆除を専門業者に依頼するなど、次の対応を検討することが重要です。
軒下の蜂の巣を駆除する方法|業者へ依頼の一択
軒下にできた蜂の巣を駆除する方法は、原則として駆除業者に駆除してもらう方法をとりましょう。
理由は、軒下にできた巣を駆除するためには脚立やはしごを使う必要があり、駆除の途中で転落するリスクがあるからです。
高い場所にできた巣を駆除しようとして、脚立やはしごから転落する事故は多く発生しています。
巣に近づいた際に蜂が突然攻撃してくることでバランスを崩し、落下するリスクが高まります。
転落による怪我や、さらなる蜂刺されの危険があるため、専門業者に依頼することが安全です。
蜂駆除専門業者に依頼するメリット
蜂の巣駆除は、特に高所や大きな巣の場合、非常に危険を伴います。
専門業者に依頼することで、転落や蜂刺されのリスクを避け、安全かつ確実に蜂の巣を取り除けます。
業者は、専門的な知識と経験を持ち、適切な防護服や器具を使用して作業します。
蜂が再び巣を作らないようにするための予防策も施してくれる業者も多く、長期的な安心が得られるでしょう。
蜂駆除専門業者に依頼するデメリット
蜂の巣駆除を業者に依頼すると、費用がかかります。
以下の表は、蜂の巣駆除にかかる相場です。
蜂の種類 | 駆除にかかる費用 |
---|---|
スズメバチ | 9,000円~50,000円 |
アシナガバチ | 4,000円~30,000円 |
ミツバチ | 4,000円~50,000円 |
巣の大きさや、場所、作業環境により価格が変動しますが、相場の目安を知っておくと安心です。
蜂の巣駆除を自力で行う場合にも、以下のような費用がかかります。
・防護服の費用(20,000円前後)
・駆除スプレー2~3本分(3,000円)
・高所用スプレー噴霧器(20,000円~50,000円)
その他にも蜂に刺された時には医療費がかかるなど、自力で駆除する場合にもある程度の出費は覚悟しておいた方がよさそうです。
信頼できる蜂駆除業者の見分け方
残念なことに蜂駆除業者の中には、悪質な業者も存在します。
信頼できる専門業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
・複数社見積もりを依頼する
・迷ったらその場で決断しない、払わない
・トラブルが起きた時の相談先を知っておく
・信頼できる人に同席してもらう
・蜂の巣駆除にかかる相場を知る
蜂駆除業者とのトラブル回避方法についてはこちらの記事を参考にして下さい。
蜂の巣が再びできないようにするための予防策
巣を作られたということは、蜂にとって巣作りに適した場所である証明です。再び巣を作られないために、巣作り防止策をとる必要があります。
蜂は以下のような条件の場所を好みます。
・雨風がしのげる
・直射日光が当たらない
・乾燥している
・天敵から身を守りやすい
巣を作りにくい環境作り
巣作り防止策として、以下のような方法があります。
・蜂除けスプレーを定期的にまく
・木酢液(もくさくえき)を設置する
・定期的に水をまいて、湿らせておく
・蜂が嫌がる植物を植える
ひとつずつ説明していきます。
蜂除けスプレーを定期的にまく
蜂除けスプレーを軒下に定期的に噴霧することで、蜂が避けるようになります。
スプレーには蜂が嫌がる成分が含まれており、一定期間効果が持続します。
春先から初夏にかけて、蜂が巣を作り始める時期に重点的にスプレーを使用すると効果的です。使用時は、風向きや周囲の安全に注意し、噴霧が自分や他の人にかからないようにしましょう。
効果は商品により異なりますが、2週間~1カ月程度効果が持続します。雨が降った後は成分が流れてしまうため、スプレーをまき直しましょう。
木酢液(もくさくえき)を設置する
木酢液は、木を炭化する際に得られる液体で、その独特の強い臭いが蜂を遠ざける効果があります。
軒下近くや蜂が入り込みやすい場所に木酢液を浸した布やスポンジ、ペットボトルなどを吊り下げることで、蜂がそのエリアを避けるようになります。
木酢液は自然由来の成分であり、化学的な害が少ないため、環境にも配慮した方法として植物を育てている家庭でも安心して利用できます。
定期的に液を補充し、臭いが弱まらないようにすることがポイントです。
定期的に水をまいて、湿らせておく
蜂は乾燥した場所を好むため、軒下を定期的に水で湿らせることで、蜂がその場所を巣作りの候補から外すように仕向けることができます。
乾燥しやすい季節には効果的です。水を撒くことでほかの害虫を呼び寄せないよう、周囲の清掃も併せて行うとよいでしょう。
蜂が嫌がる植物を植える
蜂はミントやユーカリ、シトロネラなどの香りを嫌うため、蜂が嫌がる植物を庭や家の周囲に植えることも効果的です。
これらの植物を、蜂が巣を作りやすい場所の近くに配置することで、蜂がその場所に近づきにくくなります。
玄関や窓の近く、軒下近くなど、蜂が入り込みやすい場所に植えるのがおすすめです。
まとめ
蜂の巣が軒下にできると、家族やペット、近所の人に蜂刺されのリスクが及びます。
軒下は蜂にとって巣作りに適した場所です。
定期的な蜂除けスプレーや木酢液の使用、湿らせることなどの予防策を実施することで、蜂の巣を作らせない環境を整えられます。
早めの対策と予防策を講じて、安全を確保しましょう。
軒下にできた蜂の巣駆除は、高所での作業になるため蜂駆除業者へ依頼します。
ハチ駆除センターは、現地へ伺い、無料見積もりを行います。まずは、お電話または問い合わせフォームからご連絡下さい。