【蜂の巣駆除のやり方を徹底解説】自分で正しく安全に対処する方法
「最近蜂が飛んでいるな…もしかして巣があるのかな…」「こんな所に巣を見つけた!早くどうにかしたい…」蜂が飛んでいるのを目撃したり、巣を見つけたら、刺されてしまわないか不安を感じますね。「どうにかしなくては!」と自力で対処しようと考える方もいるのではないでしょうか。
今回は、自分で出来る蜂の巣駆除の方法を解説します。この記事を読めば、自分で安全に蜂の巣を駆除する方法が分かります。
自分で蜂の巣を駆除する時に大切なことは、自分一人しかいない時間帯には作業をしないことです。蜂の巣駆除には危険が伴います。万が一のことがあった時に、すぐに対応ができるように備えておきましょう。
自分で駆除してもいい?それとも危険?蜂の巣を自分で駆除をする時の3つのルール
自力で駆除できるのは、おそわれる危険性が少ない条件がそろった時だけです。
条件は以下の通りです。
蜂の種類:ミツバチ、アシナガバチ
巣の場所:手の届く高さ・開放的な場所
巣の大きさ:15cm未満
すべてに当てはまっていない状態の場合には自分で駆除するのは危険です。駆除は業者へ依頼しましょう。
ハチ駆除センターは電話1本で現場へ駆けつけ、無料で見積もりを行います。巣が小さいうちであれば、安く駆除できる場合が多いです。蜂の巣を見つけたらまずは見積もりを依頼しましょう。
見積もり無料・365日24時間対応詳細はこちら。
受付相談窓口 0120-901-975(24時間対応)
スズメバチはNG!蜂の種類と見分け方|アシナガバチの毒にも注意
人が住む家の近くに巣を作る蜂は、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種がほとんどです。
巣の駆除は、何蜂かで危険度が変わります。自分で対処する場合には何蜂であるかの見極めがとても大切です。スズメバチは凶暴な性格で、毒性も強いため、自力で対処するのはやめましょう。
毎年スズメバチにおそわれて命を落としている人がいます。巣が小さくてもやめておきましょう。
体の特徴 | 巣の特徴 | 危険性 | |
---|---|---|---|
スズメバチ | ・黒と黄色のしま模様 | ・マーブル模様の球体 ・初期はトックリのような形 ・巣穴は1箇所しか見えない ・最大80cm | ・強力な毒針 ・何度でも刺すことができる ・凶暴な性格 |
アシナガバチ | ・手足が長い ・体に黄色と黒のしま模様 | ・お椀のような形 ・巣穴が見える ・最大15cm | ・比較的おとなしい |
ミツバチ | ・体はふっくらと太い ・明るい黄色と黒のしま模様 | ・板が垂れ下がっているような形 ・巣の色は蜜で黄色に染まっている(初期は白) ・巣穴が見える ・最大1m | ・比較的おとなしい ・刺すと死んでしまう |
蜂は種類によって巣の形が特徴的です。蜂の姿での判断は、飛んでいると難しいかもしれません。「アシナガバチだと思っていたら、スズメバチだった…」なんてことがないように気をつけましょう。蜂の種類が分からない時や、巣がどこにあるか分からないときには業者に来てもらい、蜂の種類の見極めを行なってもらうのも一つの手です。
ハチ駆除センターは、無料見積もりを行っています。見積もりを依頼して蜂の種類を見てもらいましょう。蜂の巣が目視で確認できない時にもおすすめです。多くの実績があり、巣の場所を特定することができます。
見積もり無料・365日24時間対応詳細はこちら。
受付相談窓口 0120-901-975(24時間対応)
自分で対処は『手の届く高さ』にある巣だけ!高所は蜂に刺される危険
蜂の巣駆除を業者に頼まずに対処できるかは、巣がどこに作られているのかも重要です。
以下2点が当てはまる箇所は比較的安全です。
・手の届く高さ
・すぐ逃げられる場所
蜂におそわれてもすぐに逃げられ、はしごを使わずに手が届く場所であれば比較的安全です。
逆に、狭い空間に作られた巣やはしごがないと作業できない巣は、自力での駆除は絶対にやめましょう。作業中に蜂におそわれた時に逃げ場がないため危険です。
また、床下や壁の隙間に巣が作られていた時には、床板や壁を外す作業が必要になります。一般人が行うと物音が大きく出て、蜂を刺激する可能性があるので、そのような作業が伴う場合には業者に依頼しましょう。
巣の大きさは生息している蜂の数に比例して大きくなる!【働き蜂が飛んでいたら危険】
巣の大きさは、中に生息している蜂の数に比例して大きくなっていきます。
安全に駆除できる目安は、4〜6cmの巣です。この頃は、巣の強度が弱いため、崩しやすいのです。女王蜂は他の時期と比べておとなしい時期でもあります。
・4~6cm:〔目安〕手のひらに収まるサイズ
・時期は4・5月
・働き蜂が飛んでいない:女王蜂のみ
7cmを超えると働き蜂が活動を始め、巣が大きくなるスピードも格段にあがります。巣は小さくても、働き蜂が数匹いるため作業中におそわれるリスクがあります。自力で駆除することは避け、業者に駆除してもらいましょう。
15cmを超えるサイズの巣には、働き蜂が多く生息しています。蜂の数が段違いです。巣に近づくこと自体、危険になります。自力での駆除は絶対に避け、業者を頼りましょう。
蜂の巣駆除の方法【手順を徹底解説】
蜂の巣駆除に適した時間や準備物、手順についてひとつずつ説明していきます。
駆除に適した時間は日没2〜3時間後!蜂の活動が鈍る時間帯
一番安全な時間帯は、日没の2〜3時間後。蜂は昼間活動する虫なので、暗くなれば活動が鈍くなります。蜂は、暗くなると巣に戻ります。昼間の作業は、外に出ていた蜂が戻り、刺されるリスクがあります。日没後2〜3時間は、夜の21時ごろ。暗いため、周囲がよく見えないため注意。巣の位置の確認は昼間のうちに行っておきましょう。
巣を安全に駆除するための準備物
蜂の巣駆除に必要な物を以下の表にまとめました。
防護服 | ・蜂駆除用の防護服が安全 ・値段は8,000円〜数万円 |
防蜂ネット | ・養蜂家が使う防蜂ネットがおすすめ ・値段は3,000〜4,000円程度 |
手袋 | ・針を通しにくい厚手の軍手や革製の手袋 |
長靴 | ・ズボンの裾を長靴にかぶせるようにはき、ひもで縛るか、ガムテープで留めて、蜂が入りこまないようにする。 |
殺虫剤 | ・蜂専用スプレー:2本以上用意する |
柄が長いほうき ちりとり | ・蜂の巣を突いて落とすため、柄が長い方がよい(長い棒でもOK) ・駆除後に崩れた巣を集めたり、蜂の死骸を集めるために必要。 |
ゴミ袋 | ・蜂の巣が入る大きさの袋 |
虫取り網 | ・虫取り網にゴミ袋をかぶせて使用する。蜂の巣を突き落とした時に虫取り網でキャッチすると飛び散らなくて片付けが楽。 |
懐中電灯 | ・必ず赤いセロファンを付ける(明るすぎないため) |
安全に行うために、蜂駆除用の防護服を着ることをおすすめします。蜂の針は服の上からでも刺すことができるため、普段着では危険です。
防護服が準備できない場合には、厚手の作業着やスキーフェアで代用します。さらに上からレインコートを着ることで、服の上から刺された時に肌まで届かないように対策ができます。蜂が入れるすき間がないように、袖や裾は紐で縛るか、ガムテープで留めるとすき間からの蜂の侵入を防げます。
頭を保護することも重要です。養蜂家が使っている防蜂ネットが安全でおすすめ。用意できない場合には帽子やヘルメットで代用します。目を保護するためのゴーグルも必要です。首の隙間をタオルでおおって隠すようにしましょう。
殺虫剤は、蜂用を準備します。蜂用でなくても「合成ピレスロイド系」に成分があれば蜂にも効果があると言われていますが、殺虫剤の種類によって濃度が異なる場合があるので、蜂用を使った方が安心でしょう。蜂用殺虫剤の中には、強力噴射で巣に近づかなくても殺虫剤が届くような商品があるため、強力噴射タイプ・ジェット噴射タイプを選ぶようにしましょう。作業中に殺虫剤が切れてしまうと危険です。必ず2本以上は準備しましょう。
安全に蜂の巣駆除を行うためには、準備物が多いです。防護服を買うとそれなりの費用がかかります。作業を終えて使わなくなった防護服を処分するのも費用がかかります。
プロに依頼すると、買いそろえる必要がないためおすすめです。自分で駆除できそうな小さな巣であれば、業者に頼んでも安く済ませることができます。まずは、見積もりを依頼してみましょう。ハチ駆除センター
蜂の巣駆除|作業の流れ
蜂の巣を駆除するときに重要なことは、自分一人の時に行わないことです。万が一蜂に刺されて、アレルギー反応が出たとき、救急連絡をしてもらう必要があります。
以下は忘れがちな注意点です。確認してから作業に入りましょう。
・見守りする人がいる時に作業する。
・香りの強い香水や化粧品、ヘアスプレーなどはつけない。
・蜂の死骸に素手で触らない
作業の流れ|所要時間1時間程度
①巣を確認する。
中にいる蜂の数が分からない場合には、周囲を軽く叩くと蜂が出てきます。蜂の数を確認しましょう。この確認作業は昼間に行います。
②日没後2〜3時間経過した、21時頃に作業を開始。
暗くて危ないので不安な人はプロを頼りましょう。
③殺虫剤を吹きかける。
1〜2mの距離から巣の入り口に向けてスプレーを噴射し続けます。風の向きに注意しましょう。蜂が巣から飛び出してきますが、そのまま2〜3分は噴射し続けて下さい。殺虫剤が付着すると蜂は弱り、素早くは飛べなくなります。
④巣を除去する。
蜂の羽音が聞こえなくなったら、虫取り網に袋をかぶせたものを巣の下に準備します。ほうきの柄や長い棒などで、蜂の巣を突いて落とします。地面に散らばった蜂の巣や死骸をほうきとちりとりで集めます。この時、絶対に素手で蜂に触らないようにしましょう。蜂は死んだ後でも反射で刺せるようになっています。気をつけましょう。
⑤袋の中に外した巣を入れて、再度スプレーする。
念のため、袋の中の巣にも殺虫剤をスプレーしておきます。袋をよく閉じ、ゴミとして処分します。
⑥戻り蜂対策として殺虫剤を周囲にスプレー。
『戻り蜂』とは巣を駆除した後でも1週間くらいは飛び回る蜂のことをいいます。駆除時に外出していた蜂が戻ってくる場合があるため、巣があった場所周辺に殺虫剤をスプレーします。
まとめ
蜂の巣を自分で安全に駆除するためには準備物が多いことが分かりました。蜂駆除用の防護服は一万円前後の費用がかかりますが、自分で駆除する時には準備した方が安全のためにはよいでしょう。
駆除の手順自体はシンプルで、蜂から身を守りながら殺虫剤で駆除します。作業の時間帯が日没後の夜になるため、暗い中の作業は難しさを感じるかもしれません。不安を感じたら無理をせずに、業者を頼りましょう。巣が小さければ費用も安く済みます。
ハチ駆除センターは、無料見積もりを行っています。蜂の巣で不安を感じたらまずは、電話で相談してみましょう。
見積もり無料・365日24時間対応詳細はこちら。
受付相談窓口 0120-901-975(24時間対応)