【蜂毒の怖さを解説】刺されたらどうなる?刺された時の正しい行動
「蜂に2回刺されたら危険とは聞くけど、なぜ?」
「もし蜂に刺されたら、どうすればいいの?」
蜂が危険だとは知っていても、なぜ危険なのか、もし刺された場合にはどうすればいいのかは、知らない人が多いと思います。
今回は、蜂の危険性について解説していきます。
この記事を読めば、蜂が恐れられている理由を知ることができます。また、刺されないための対策や刺されたときの取るべき正しい行動が分かります。
蜂には蜂毒と呼ばれる毒があり、刺されると痛みや腫れなどの局所的な症状にとどまらず、じんましんや血圧の低下など全身に症状が出るアレルギー症状を引き起こします。
アレルギー症状の重症な状態をアナフィラキシーショックといいます。
蜂に刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こし、救急措置を行わないと死に至るほど危険です。
刺された時の症状|蜂毒の怖さ
蜂に刺された場合、刺された部分に激しい痛み、痒み、赤く腫れを引き起こします。これは刺された場所に起こる局所的な症状です。
初めて刺された場合には、通常数日で痛みや腫れのピークを脱します。
蜂に一度刺されると、体の中で蜂毒に対する抗体が作られます。
そのため、蜂に2回目に刺された場合にはアレルギー反応が起きます。
アレルギー反応について
「抗体」とは、体の中に異物(蜂毒)が入ってきたときに体の中で作られます。
次に同じ異物(蜂毒)が体の中に入ってきたときにすばやく戦おうとする仕組みが「免疫」です。
2回目に蜂毒が体に入った時、蜂毒を攻撃しようと免疫が反応します。
その時、免疫が過剰に反応しすぎて自分自身を攻撃するような症状を引き起こしてしまうのがアレルギー反応です。
2回目以降はアレルギー反応が加わります。
じんましん、体のだるさ、吐き気などはアレルギーによるものです。
個人差が大きいですが、強いアレルギー反応が起きると15分〜30分で息苦しさを感じる、腹痛が起きる(下痢・嘔吐などを伴う場合もある)、意識がもうろうとする、血圧が下がるなどの症状が起きます。
このような強いアレルギー症状をアナフィラキシーショックといい、緊急で医療処置が必要な状態です。
最悪の場合には死に至ります。
軽度 | じんましん、だるさ | 病院を受診 |
中度 | 吐き気、口の乾き、腹痛、むくみ | 救急要請を検討 |
重度 | 息苦しさ、声の枯れ、脱力感、けいれん、意識障害 | 救急要請 |
日本では、年間約20人が蜂に刺されて亡くなっています。
蜂に刺される事故は7月〜10月に多く、8月が最も多いです。
8月は、蜂の巣が最大化し、蜂の数が一番多い時期。
蜂の警戒心が高まっている時期でもあります。
私たち人間も庭の草刈りや木の剪定に追われている時期になります。
自宅の庭に巣が作られていた場合には、刺される前に駆除しなくてはなりません。
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刺された時の正しい行動|冷静に速やかに
蜂に刺された時の危険性を知ると、いざ刺された時にパニックになりそうですが、冷静に行動することが命を守る上で重要です。
以下、蜂に刺された場合に取るべき行動と注意点をまとめます。
①刺されたら、安全な場所へ逃げる。
姿勢を低くしてその場から逃げ、安全な場所へ避難します。蜂は1匹が攻撃を開始すると、他の蜂も攻撃してきます。冷静に、その場から立ち去りましょう。
②流水で洗い流しながら、刺された部分をつまんで毒を絞りだす。
・蜂毒が体に吸収される前に絞り出し、毒を出来るだけ体外に出します。蜂毒は水に溶けるため、流水で洗い流します。
・毒を口で吸い出すのは危険です。口から毒が吸収されてしまいます。
・ミツバチに刺された場合は針が皮膚に残る場合があります。ピンセットなどで針をつまんで抜きましょう。
③患部を冷やして、抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏があれば塗る。
刺された箇所を冷やしましょう。
④病院を受診する
・基本的には病院を受診しましょう。一度目の蜂刺されでは症状がさほどに無くても、2回目以降はショックを起こす場合があります。今後、蜂に刺された時の対応などを確認しておきましょう。
・病院へ電話してから受診することをおすすめします。せっかく病院に行っても、対応できる医師がいなければ診てもらえません。
※意識障害や動悸、呼吸困難などが起きたら救急車を呼びます。蜂によるアナフィラキシーショックは15分〜30分で急激に悪化していきます。蜂に初めて刺された場合でも、毒の量や強さでアナフィラキシーショックを起こす場合があります。
アンモニア水や尿をかけるのはNG行為です。
昔は、アンモニア水で毒を中和させるのが良いと言われていましたが、現代では意味がないことが分かっています。
逆に、アンモニア水や尿をかけることで、皮膚炎を起こす可能性があります。絶対にやめましょう。
蜂毒とは?オオスズメバチの毒は特に危険
蜂毒とは、蜂の体内で作られた毒です。毒の成分は様々な物質で構成されています。
スズメバチの毒は強力ですが、アシナガとミツバチも毒を持っているため注意しましょう。
蜂は針先から毒を噴射することができます。毒が目に入ると激痛を感じ、最悪の場合は失明する危険性があります。
防護服を着ていても服の上から刺されたり、顔に毒をかけられることもあります。
巣を駆除する時は安全のためにも業者へ依頼しましょう。
巣を駆除しようとすると、蜂は怒って刺してきます。
特にオオスズメバチの毒針は危険で、防護服の上からでも貫通してしまうことがあります。
オオスズメバチは、土の中や木のすき間など周囲から分かりにくい場所に巣を作ります。
キャンプやハイキングなどのアウトドアを楽しむ際には注意が必要です。
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蜂の毒針|防護服の上から刺してくる恐ろしさ
スズメバチとアシナガバチの毒針は、何度も刺すことができます。
相手にぶつかると、針が飛び出し、毒が出ます。
これは反射で行われており、蜂が死んだ後でも、反射が残っていると、刺される可能性があります。絶対に素手で触れないようにしましょう。
スズメバチは顎の力も強く、刺すと同時に噛みついてきます。振り払おうとしても、簡単には振り払えないほどの顎の強さです。
ミツバチの毒針は、刺した後ミツバチの体から針がちぎれて、死んでしまいます。
そのため、ミツバチが刺せるのは一度だけです。
刺されてしまうタイミング|巣があったら駆除しよう
蜂が人を刺すときの多くは「巣に対して攻撃してきた!」と蜂が判断したときです。
「攻撃した!」と蜂が判断するのは、主に巣が揺れたとき。
巣の近くを歩いた振動や巣に気が付かず木を剪定した時、庭仕事していた時、芝刈り機の振動などがきっかけで蜂に刺される事例が多いです。
蜂に刺される人の多くは、庭仕事中に刺されています。
巣があるか分からない時には、庭仕事を始める前にやさしく木や葉を揺らしてみます。
蜂の巣があれば、蜂が出てくるでしょう。
蜂がいるかを確認してから、庭仕事をする癖をつけておけば、蜂に刺される確率は低くなるでしょう。
まとめ
蜂には蜂毒と呼ばれる毒があります。
刺されると痛みや腫れなどの局所的な症状にとどまらず、じんましんや血圧の低下など全身に症状が出るアレルギー症状を引き起こします。
アレルギー症状は15分~30分で急激に進行していき、最悪の場合には死に至るため、救急処置が必要です。
スズメバチは針が太くて長く、力も強いため、防護服の上からでも刺してくることがあります。
もし、蜂に刺された場合にはパニックを起こさず、冷静に行動しましょう。
その場から速やかに立ち去り、毒を出して、流水で洗います。
気分不快などの症状がある場合、救急車を呼ぶ必要があるかもしれません。症状は15分~30分で急激に悪くなります。
自宅に巣を作られた場合には、蜂駆除業者へ巣の駆除を依頼して安全・確実に巣を撤去しましょう。
8月の庭仕事で蜂に刺される人が多いです。巣を見つけた時点で駆除しておきましょう。
ハチ駆除センター
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