
大阪市城東区/30代/女性
自宅の玄関横にある庇(ひさし)の下に、見慣れない丸い物体がぶら下がっているのに気づいたのは6月の初め頃でした。最初は枯れ葉か何かだろうと思っていたのですが、数日後、近づいた際に羽音が聞こえ、よく見ると蜂が何匹も出入りしているのがわかりました。その時点で「ただ事ではない」と感じ、すぐにインターネットで調べてみると、形状からキイロスズメバチの巣である可能性が高いと分かり、全身に冷や汗が流れました。
玄関横という場所柄、家族全員が必ず通る動線上にあります。小学生の子どもが登下校で必ず玄関を使いますし、宅配便や郵便の配達員さんもそこを通ります。自分たちだけでなく、訪問者にまで危険が及ぶと思うと、とても放置しておけませんでした。しかし、蜂が相手となると自分で取り除くのは危険すぎると感じ、すぐに駆除の専門業者に連絡をしました。
電話で状況を伝えると、「キイロスズメバチは攻撃性が強く、特に玄関や窓周辺に巣を作ると生活への影響が大きい」と丁寧に説明してくださいました。こちらの不安な気持ちに寄り添いながら、駆除の流れや安全面についても分かりやすく案内してくれたので、その時点で安心感を覚えました。
当日は夕方に作業員の方が到着しました。完全装備の防護服姿を見ると「やはり素人では絶対に無理だ」と改めて感じました。現場を確認してもらうと、やはりキイロスズメバチで、巣の大きさは既にバレーボールほどに育っており、中には数百匹規模の蜂がいる可能性があるとのこと。数日前から「よく見かけるようになったな」と思っていたのですが、その間にも巣はどんどん拡大していたのだと知り、驚愕しました。
作業は夕暮れ時から開始されました。蜂が巣に戻る時間帯を狙うことで、より効率的に駆除できるそうです。長いノズルの付いた薬剤を巣に吹きかけると、出入りしていた蜂たちが一斉に動きが鈍り、静かになっていきました。その様子を少し離れた場所から見ていましたが、羽音が消えていくのを確認するだけで、心臓がドキドキするほど緊張しました。
巣が完全に活動を止めたことを確認した後、作業員の方が慎重に巣を取り外し、袋に入れて処理してくださいました。間近で見せてもらうと、その大きさと複雑な層に驚きました。巣の中には大量の幼虫もおり、放置していたらさらに蜂の数が増え、手に負えない状況になっていたことは間違いありません。
駆除の後は玄関周りに薬剤を散布し、戻り蜂が来ても活動できないようにしてくれました。さらに「この場所は雨風をしのげて温度も安定しているので蜂が巣を作りやすい環境だった」との説明を受け、今後の再発防止のために、巣ができそうな場所を定期的にチェックすることを勧められました。こうした具体的なアドバイスが非常にありがたかったです。
作業全体は1時間半ほどで終了しましたが、その間ずっと安心して任せることができました。作業員の方は落ち着いた様子で一つひとつの手順を丁寧に行い、質問にもきちんと答えてくださったので、信頼できるプロにお願いして正解だったと心から思いました。
今回の出来事で実感したのは、「蜂の巣は見つけたら早めにプロに相談することの大切さ」です。玄関横にこれほど大きな巣ができていたのに、私自身はしばらく気づかずに生活していたことを考えると、正直ゾッとします。子どもや配達員さんが刺される可能性もありましたし、最悪の場合は大きな事故につながっていたかもしれません。
今では玄関周りを安心して通れるようになり、家族もホッとしています。毎日使う場所だからこそ、こうした危険を取り除いてもらえたことに心から感謝しています。もう二度と同じことが起きてほしくはありませんが、もしまた蜂の気配を感じたら迷わず今回の業者さんにお願いしようと思います。